能見G倒イケる 順調回復アピール
6月29日の中日戦で左脇腹付近の張りを訴え、出場選手登録を抹消された阪神・能見篤史投手(35)が3日、甲子園の室内で、負傷後初めて全体練習に合流した。強めのキャッチボールもこなして順調な回復をアピール。11日からの巨人3連戦(東京ドーム)での復帰も問題なさそうだ。
「(キャッチボールは)きょうからじゃないですよ。大丈夫です。特に問題はないです」
時折、笑顔も見せながら他の選手らと共に汗を流した。入念にランニングを行った後は、約40メートルの距離でのキャッチボールに加えて、新井を捕手に見立てて強めのボールを繰り返し投げた。室内での調整となった2日にもキャッチボールを再開していたもようで、特に患部を気にする様子もなかった。
和田監督は「感触は悪くない。投げ始めということで、明日どうなるか」と話した。左腕が軽傷だったことは、今後の投手陣の編成面でも大きい。もともと、巨人3連戦に先発予定だったこともあり、結果的に登板を1度飛ばすだけで済む形だ。
「(最短での復帰に)そうなればいいですね」と能見。4日からの静岡、横浜遠征には帯同せずに関西に残って調整する。わずかな「休息」を挟み、G倒への準備を整える。