マートンでG倒口火!2安打2打点や
「巨人5‐12阪神」(11日、東京ド)
鮮やかな大勝劇の口火を切った。阪神・マートンの勢いが止まらない。2安打2打点で敵地を沈黙させた活躍。「先週からチームがいい状態で、それぞれがいい形でいけているのがこういう結果になったね」と勝利を喜んだ。
まずは初回だ。2死一、二塁のチャンスで期待に応えた。「とにかく自分としては二塁ランナーの大和をホームへかえすことだけを考えていたんだ」。1ボールからの大竹のスライダーをはじき返すと、先制の中前適時打となった。
さらに六回だった。先頭からの3連打で1点を勝ち越し、なおも無死一、二塁から左翼フェンスの上部に当たる適時二塁打でリードを広げた。貴重な追加点をもたらす一振りとなったが、自身のこと以上に仲間の一打を喜んだ。
「自分がかえすというよりも、後ろへつないでいくつもりでコンパクトなスイングを意識したことがいい結果につながったんじゃないかな。ニシオカが代打でタイムリーヒットを打ってくれて、自分もうれしいよ!」
チーム一丸の勝利が心地よい。これで2試合連続となる打点に加え、5試合連続となる複数安打も記録。G倒でさらに高まるムードと共に、どん欲に次の勝利を求めていく。