緒方 1年下梅野の活躍に発奮
「ウエスタン、中日4‐3阪神」(12日、ナゴヤ)
2年目の緒方が「3番・左翼」で先発出場した。三回に右中間二塁打を放ち、三盗にも成功。1軍再昇格へ、猛アピールした。
「盗塁も僕にとっては重要になるので、しっかり決められて良かったです」
同点で迎えた三回だ。1死から、まずは右中間を破る二塁打で出塁。好機を作り出すと、2死一、二塁から持ち味を発揮した。陽川の打席の2球目。相手先発のモーションを完全に盗んで、三塁へスタート。重盗を難なく決めてみせた。
再び1軍を目指す緒方にとって、発奮材料がある。1学年下の梅野の存在だ。「ホームランを打ったりしていると、悔しいというか…。僕も、という気持ちになりますね」。刺激を受ける同世代の活躍。ライバル心を、活力へと変えている。
1点差の九回2死一塁。初球を狙ったが、右飛に倒れて最後の打者になった。「あそこで打てないと」と唇をかんだ。梅野に負けてられない。2軍で文句のない結果を残す。再昇格へ、背番号65はメラメラと燃えている。