ヒゲのマートン継続!アンケートで決断
「オールスター・第1戦、全パ0‐7全セ」(18日、西武ド)
虎の安打製造機は舞台が球宴に変わっても、自分のスタイルを貫き、戦場に結果を刻み込んだ。2年連続通算4度目の出場となった阪神・マートンが七回に中前打。打率リーグ3位の底力をスーパースターが集う場でも存分に発揮した。
積極果敢な打撃。直前でエルドレッドが2ランを放ち、球場全体に余韻が残る中、クロッタの初球を捉えた。外側に逃げる133キロの変化球。巧みなバットコントロールで中前に運んだ。
「あの場面、自分も楽しもうと思っていた。その通りに楽しめた」。マートンが白い歯をこぼした。
ある決断を下した。5月中旬から伸ばし始めたあごヒゲ。自身の短文投稿サイト(ツイッター)でアンケートを実施したところ、大多数のファンが伸ばし続けることを希望する返事だった。
「このままファンの願い通りに残そうかな。伸ばしてると優勝できるかもしれないし。ただ、8月は暑いから、約束はできないけどね」としながらも、9年ぶりのリーグ制覇に向けたモチベーションとする考えを固めた。
19日は本拠地・甲子園で全セの4番を張る。「甲子園でのオールスターだからね。楽しんでやりたいね」。藤浪が投げ、鳥谷とマートンが打つ。文字通り、夢の球宴にする。