“キラー”今成、敵地でマエケン粉砕や
マエケン撃ちは俺に任せろ‐。阪神・今成亮太捕手(26)が24日、初戦で対決する敵軍のエース・前田健攻略に自信をのぞかせた。チーム屈指のマエケンキラーが敵地に安打を連ね、勝利の突破口を開く。
今季初対決を前に自然と胸が躍る。好相性を物語る戦地に刻んだ数字と成績。球界を代表する右腕に尻込みするどころか、舌なめずりして打席を待てる心の余裕がある。必ず好結果を残せる予感が体を駆け抜ける。
通算9打数5安打の打率・556。昨年7月7日の対戦では、3打数3安打の猛打賞。チームが唯一黒星をつけることに成功した原動力となった。決して甘くはない球を痛打された側には、必然的に苦手意識が残っているはずだ。
「今年はどうなるか分からないです」と謙虚な言葉とは裏腹に、表情は自信に満ちあふれていた。「甘い球を積極的に打っていきたいですね。頑張ります」と意気込んだ。
首位・巨人と2・5差。その差を縮められるかどうかは、カード初戦でぶつかるマエケンを攻略できるかどうかにかかっている。両肩に乗る期待度をひしひしと感じつつ、今成が重圧を楽しみ、期待通りに難敵を打ち崩す。