和田監督、乱打戦制し「いいスタート」
「ヤクルト11‐20阪神」(5日、神宮)
猛虎打線が真夏の神宮で大爆発だ。阪神は今季最多の23安打、20得点。クリーンアップそろい踏みとなる今季初1試合4本塁打。4時間を超えた熱戦で、壮絶な打ち合いを制した。和田虎の夏がやってきた。
新井の先制グランドスラムで幕を開けた一戦。鳥谷、ゴメス、マートンもアーチをかけた。2度のスライド登板もあり、メッセンジャーが来日ワーストとなる8失点を喫したが、打線がツバメ投手陣を粉砕した。
「ある程度の打ち合いは覚悟してたけど、ここまでとはね…。ただ、長期ロード初戦でいいスタートが切れた。使いたくない投手もいたけど、久々に打ち勝ったということにしといてくれ」。指揮官の想定を上回った乱打戦にはなったが、白星が激闘を癒やした。