和田監督さぁG連倒や「もう1回勝負」
「広島2-8阪神」(24日、マツダ)
監督就任400試合目の節目を白星で飾ったことより、ペナント終盤で今季初の同一カード3連敗という最悪の事態を避けられたことに阪神・和田監督は安どした。昨夜までの重苦しい雰囲気を振り払った逆転勝利。かけがえのない1勝をつかんだ。
昨夜までの再現VTRを見るかのように好機に一打を欠いたが、土俵際に追い込まれた終盤で痛快にうっちゃった。
「3つ負けるわけにはいかない中で、今日もしんどいゲームだった。これで勢いがつくかといえば分からないけど、重い雰囲気を取り払って東京に行ける」と虎将は即座に思考回路を26日からの首位決戦に切り替えた。
1勝2敗と負け越し、ゲーム差が2・5に開いた10日前。「少しでも詰めてもう1回来られるようにやっていく」との宣言を守った。1・5差で挑む真夏の首位決戦。「まずは初戦を取って、もう1回勝負します!」。燃えたぎる心の炎。敵地で猛虎が熱くなる。