良太 スタメン抜擢で121日ぶり弾

 「巨人4‐3阪神」(26日、東京ド)

 期待は裏切れない。相性も買われてのスタメン起用に、阪神・新井良は杉内から自身初となる一発で応えた。「自分のスイングができました」。サヨナラ負けを喫して試合後に笑顔はなかったが、確かな存在感を示した。

 「自分のスイングをしようと思ってました。追い込まれてましたけど、しっかりと自分のスイングを心掛けました」

 四回に1点を先制した中で迎えた、五回だった。先頭から打席に立つと、1ボール2ストライクからの4球目の直球に鋭く反応した。快音を残した打球は、黄色で埋まった左翼席の中段にズドン。追加点となる7号ソロは、4月27日のDeNA戦(横浜)以来、121日ぶりで86試合ぶりとなる一発だった。

 杉内には今季ここまで7打数3安打(打率・429)と結果を残していた。「スタメンで出してもらっているのでチームの勝ちのために打ちたい気持ちでした」。まだ下を向く時じゃない。与えられた出番で、勝利のために打ち続けるだけだ。

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