阪神・新井良太内野手（３１）が２８日、巨人‐阪神（２１）戦（東京ドーム）の試合前練習中に腰痛を発症。同カードを欠場して都内の病院で検査を受けた。和田監督は試合後、２９日に出場選手登録を抹消することを明言した。

　大事な一戦を前に、突然のアクシデントが襲った。全体アップ中、新井良が腰の違和感を訴えて姿を消した。ベンチ裏にこもり、打撃練習や守備練習を回避。他の選手が調整する中、トレーナーに付き添われて都内の病院へ向かった。

　診断結果は明らかになっていないが、自力で階段を上れず、歩行にも支障が出ていただけに「細かいことは分からないけど、時間がかかる感じ。抹消します」と和田監督は明言。２６日の第１戦では杉内から一発を放つなど、ここまで左キラー、代打陣の一角として７８試合に出場し、打率・２９５、７本塁打、３４打点と奮闘していた。

　ペナントレース中の復帰が絶望となる可能性もあり、優勝争いを演じるチームにとって大きな痛手となりそうだ。