岩田、重圧に屈す 2度のバント失敗も

 「阪神1-3DeNA」(3日、甲子園)

 阪神・岩田自ら、ゲームの流れを手放した。同点の二回1死一、二塁と1‐2の四回1死一、二塁。いずれの打席も山口の変化球にタイミングが合わずスリーバントを失敗。試合後は「練習します」と言葉を絞り出すのが精いっぱいだった。

 「ローテに入っているピッチャーなんだから。バントをしっかりできていれば、相手にプレッシャーをかけられたんだけど」

 前日2日の逆転サヨナラ勝ちの勢いが消え、和田監督は苦言を呈した。投球も最後まで不安定だった。五回まで三者凡退は1度もなく、常に走者を背負う苦しい状況が続いた。「やりたいことができなかったです。(本塁打は)失投です」。1‐1の四回はバルディリスに真ん中に入ったスライダーをバックスクリーンへ運ばれた。

 「気持ちで負けていた」と中西投手コーチが指摘したのは五回2死一、二塁の場面だ。マウンド上で「バルディリス勝負」を確認したがストレートの四球で歩かせた。結局、続く下園に中前適時打を許し、3点目を献上。球数はわずか88球。5回3失点で7敗目を喫した。

 これで自身6年ぶりの2桁勝利へ、2度の足踏みとなった。次回登板は10日・巨人戦が濃厚だ。左腕が復調しなければ逆転Vの夢も幻で終わってしまう。

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