西岡手応えの実戦復帰 来週にも1軍へ
「ウエスタン、阪神7‐5広島」(5日、鳴尾浜)
背中の痛みなどを訴え2軍調整中の阪神・西岡剛内野手(30)が5日、鳴尾浜で行われたウエスタン・広島戦に「1番・DH」で実戦復帰を果たした。3打数無安打に終わったが、追い込まれてからの粘り強さを見せるなど、本人も手応えを口にした。
約1カ月のブランクはそこまで感じさせなかった。追い込まれても低めのボール球を見極め、カットして相手に重圧をかけるスタイルは変わっていなかった。第1打席は二ゴロ、第2打席は見逃し三振、第3打席は一ゴロと結果は出なかったが「ボールは見切れていると思う」と確かな感触を明かした。
課題となるのはキレのあるストレートへの対応。ややタイミングがずれている印象があり「課題は(体の)反応です。数多く打席に立っていきたい」と言う。五回の攻撃終了後にベンチへ退き、ナゴヤドームで中日戦を戦う1軍にもすぐさま報告が届いた。
黒田ヘッドコーチは「しっかり振れていたと聞いている。今回は打席の消化数などは設定していない。ランニング、守備がしっかりこなせれば」と昇格の条件を口にした。週明けに北神戸で行われるウエスタン・オリックス2連戦で守備に就く予定となっており、来週半ばにも1軍復帰の準備が整う。