狩野ミスミス…守備で走塁で痛すぎる
「中日2-0阪神」(7日、ナゴド)
絶対に負けられない一戦。だが守備で、そして走塁で…。阪神・狩野が犯した痛恨のミスから、序盤に主導権を相手へ渡してしまった。「普通のライトフライ。情けないです」。試合後、狩野はそう話して視線を落とした。
二回2死一塁。狩野は谷繁の右翼後方への飛球を半身で追い落下点に入ったが、ボールがグラブからこぼれる。まさかの落球で二、三塁となり、雄太の遊撃への内野安打で中日に先制点を奪われた。
ならばミスは打撃で取り返す。直後の三回だ。先頭で右中間を破る二塁打を放ち、得点のチャンスをつくった。しかし、1死三塁で内野も前進守備の場面。岩貞の遊撃正面へのゴロで、狩野がスタートを切り、挟殺プレーでアウトとなった。
高代内野守備走塁コーチは「ストップだった。ゴロならば抜けてから(スタート)。高いバウンドならば行ってもいいと。すぐに注意した」と説明。重圧はある。ただ乗り越えなければ先の戦いはない。勝敗を分岐する手痛いミスとなった。