能見、今季ラストG戦へ「気合は十分」
阪神・能見篤史投手(35)が8日、甲子園での投手指名練習に参加。先発する11日の巨人戦(甲子園)に向けて調整を行った。シーズンでは最後となる伝統の一戦を任されることになったが、気負うことなく勝利だけを目指して投げる。
「基本的には全部勝ちにいかないといけない。気合は十分入ってますよ」
中日に3連敗し、チームが苦しい状況であることは分かっている。それでも、下を向くのはまだ早い。「切り替えるしかない。引きずってもどうしようもないので」。残りは20試合。とにかく、目の前の試合に勝っていくしかない。
巨人戦に挑むのは3カードぶり。今回はシーズン最後の巨人戦ということもあり、首脳陣からの期待も背負って挑むことになる。「(甲子園は)投げやすいというより広さも違うので、いろいろと作戦を立てやすい」。東京ドームでの対戦とは違うこともあり、攻め方に変化を加えながら「G倒」への策を練る。
この日はキャッチボールやゴロ捕、ダッシュなどで汗を流した。「(シーズンは)何が起きるか分からないので」。まだあきらめる時じゃない。自分を信じ、ファンのためにも最後までファイティングポーズを崩さない。