メッセが救ったデーゲーム無敗12勝目

 「阪神5‐0広島」(14日、甲子園)

 7つ目のゼロを並べると、打線の援護もあって勝利投手の権利に手が届いた。116球の執念が報われた。阪神・メッセンジャーが前日の「投壊」の流れも断ち切る白星を挙げた。

 「フォアボールを5個出したのは、失点にはならなかったとはいえ良くなかったけど、全体的に良かった」

 初回からカーブを効果的に交えた投球が吉と出た。「(カーブは)ゲーム中に多く使うようにして修正した」。初回は2死一、三塁を切り抜けて、六回には1死一、三塁を無失点に。和田監督も「あそこ(六回)で取られてると展開が変わっていた。今日はメッセに尽きる」とたたえた。

 前回、3回0/3を8失点で敗れた巨人戦から中4日の先発での白星。「短い間隔は問題ないよ」。これで投球回は189回1/3に。残り最低2試合は投げると見られるだけに、球団の外国人では64~68年のバッキー、89年のキーオ以来となる200投球回も射程圏内だ。

 今季デーゲームは6戦5勝で計48回で3失点、防御率0・56。12勝はリーグトップタイだ。「どれだけ頑張っても野手の助けがないと(白星が)付かないので野手に感謝してます。今はシーズンを頑張って最終的に日本一を目指したい」。個人タイトルより、チーム一丸の勝利を求めて投げていく。

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