鳥谷復活マルチ!和田監督「戻った」

 「ヤクルト3-5阪神」(15日、神宮)

 久々の安打に続いた鮮やかな打球に、確かな手応えが残る。傾いてきた流れをグッと引き寄せた一振りは、リードを4点に広げる貴重な一打に。阪神・鳥谷が15試合ぶりのマルチ安打に加え、2打点の活躍で勝利に貢献だ。

 「大和がいい形でつないでくれて、楽に打席に入れました」

 八回だった。大和の適時打で2点リードとなり、なおも1死満塁。代わったばかりの久古の3球目、低めの直球に反応すると、はじき返したライナー性の打球は中堅へと伸びる2点適時打となった。

 5試合ぶりの貴重な打点。伏線はあった。試合後に「1本出て気持ちは楽になりました」と振り返ったのは七回の打席だ。11日の巨人戦から4試合連続無安打だった中、先頭から中前打を放って23打席ぶりとなる安打を記録。きっかけをつかむと、すぐに次のチャンスで結果を残した。

 和田監督も「ヒットが出れば普通に次の打席でもヒットが出た。良かった状態に戻った」と評価。12日からの広島3連戦(甲子園)では、試合前練習で屋外に姿を見せなかった。この日はビジターということもあり、他の選手らと屋外で調整。多くは語らないが、試合に出る以上は結果で示すだけだ。

 「ヒットが出るに越したことはないですけど、いい時もあれば悪い時もある。(今後も)しっかり勝てるように」と鳥谷。底は抜けた、と思いたい。見据えるのは次の一打。さらなる上昇カーブを描いていく。

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