能見、逸ノ城に負けん!どすコイ斬りや
阪神・能見篤史投手(35)が28日、先発する10月1日の広島戦(マツダ)に向けて甲子園での投手指名練習に参加した。大相撲秋場所で13勝2敗と活躍した新入幕の逸ノ城は、同じ鳥取城北高出身。旋風を巻き起こした後輩に刺激を受け、シーズン最終戦に挑む。
「(逸ノ城の存在は)知ってます。すごいですよね。体のでかさがすごい。約200キロですしね」
100年ぶりの新入幕Vこそならなかったが、戦いぶりは胸に焼き付いた。練習前日の27日に行われた白鵬との一番も「相撲が好きなんで。見ましたよ」とテレビ観戦。敗れたものの、懸命に横綱に食らい付いた姿勢は刺激的なものだった。
阪神としては優勝を逃したが、CSを本拠地開催できる2位の可能性は残っている。能見が投げる広島は2位争いの相手であり、CSでも対戦する。
「(最終戦で)いい感じで終われれば。その中で(CSなど)いろいろとあるので」
この日はキャッチボールやダッシュなどで調整。優勝は逃しても、まだ日本シリーズ進出の可能性はある。「あまり先を見ても足元をすくわれるので目の前の1試合にね」。まずは最終戦、そしてCS。不屈の闘志を示した後輩に負けじと、勝利への執念を示す。