トラブル!?メッセ遅刻で首脳陣ヒヤリ
広島と対戦するCSファーストS初戦(11日)に先発する阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が10日、練習開始時刻を勘違いし、首脳陣をヒヤリとさせた。
午前11時から甲子園でスタートした全体練習。選手がメニューを消化していく中、初戦先発予定の助っ人がグラウンドに姿を見せない。アクシデント発生か‐。周囲は肝を冷やしたが昼の12時30分ごろ、ようやく甲子園室内練習場に現れた。
中西投手コーチは「ちょっと指を骨折した」と笑えないジョークでかく乱したが、和田監督が「練習開始時間を13時と勘違いしていた」と真相を明かした。
午後1時15分ごろ、練習を終えた右腕はクラブハウスへ引き揚げた。CSは予告先発がないため取材対応しなかったが、いつも通りリラックスモード。室内ではキャッチボールなどで汗を流したようで、周囲も一安心。中西コーチは「とりあえず一戦必勝。あとは自分たちがやってきた知力、気力、体力、能力、持っているものを出してほしい」とげきを飛ばした。
最多勝、奪三振王に輝いた助っ人は今季、甲子園での広島戦は2戦2勝、防御率0・00。相性、成績とも申し分ない。心配は11日の練習に時間通り姿を見せるか、その一点だけだ。