鳥谷がやる“ヤフオク男”大暴れ誓う
「日本シリーズ第3戦、ソフトバンク-阪神」(28日、ヤフオク)
阪神の鳥谷敬内野手(33)が27日、ヤフオクドームでの日本シリーズ3連戦を前に、あらためて流れを失うミスの撲滅を呼び掛けた。自身は今季の交流戦2試合で5安打を放った同球場で、再び大暴れすることも約束。主将が85年以来の日本一に向けて攻守でフル回転する。
勝敗は五分。まだ日本シリーズの流れがどちらに傾くかは分からない。28日の第3戦からは、ソフトバンクがファンから大きな後押しを受けるヤフオクドームが戦いの舞台。ミスは痛手になりかねない。鳥谷が仲間を引き締めるように言った。
「短期決戦はミスしたら流れが変わるということは分かっている。昨日(26日)のゲームは反省して、明日から頑張りたい」
第1、2戦は好守が連発した一方で、ミスもあった。第1戦は上本が平凡なゴロをトンネルする失策を犯し、第2戦も大和がライナーに前進した後、バウンドを合わせ損なって後逸した(記録は二塁打)。
チームにとって9年ぶりの頂上決戦。若手には硬さも見えた。05年の日本シリーズや、第3回WBCなど大舞台を経験した主将が後輩を勢いに乗せるためにも、プレーや声でけん引する。
3番打者として、バットにも期待が掛かる。今シリーズは2試合とも安打を記録し、ポストシーズンはCSファーストS初戦から全8試合で安打を放っている。
さらに、今季はヤフオクドームで7打数5安打で打率・714。第4戦で対戦が濃厚な中田からは、5月24日に3安打を放った。
「全部がヒットになればいいんだけど、(相性が)いい悪いじゃなくて、場面場面によって(進塁打で走者を)送ったり、振るところは振って、しっかりしたゲームをやっていきたい」。29年ぶりの日本一まであと3勝。主将は攻守で全てを出し切る。