メッセ頼む!初戦の快投再び中4日出陣
阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が29日、先発する30日の日本シリーズ第5戦に向け、ヤフオクドームで汗を流した。負けるとシリーズ敗退が決まる大一番。土俵際に立たされたチームを、エースが救う。
「どの試合も重要なので、とにかく自分の仕事を心がけて、しっかりやりたいと思う。(球場は広いが)あまり考えず、自分のピッチングをしたい」
この秋、いくつもの修羅場をくぐり抜けてきた。ポストシーズンの登板はCSファーストS、CSファイナルS、日本シリーズに続き4度目。これまでの3試合は2勝0敗、防御率1・80と安定感抜群だ。ソフトバンクと対戦した初戦の25日も7回6安打2失点。今回もいつも通り、自分の役割を果たす。
普段の試合以上に重圧がかかる短期決戦、しかも中4日登板だ。それでも初の最多勝、2年連続最多奪三振のタイトルに輝いたタフな助っ人は「自分の投球をすれば大丈夫さ」と自信をのぞかせた。
この日はキャッチボールなどで調整。練習後はファンにサインするなど、リラックスモードだった。ソフトバンクに王手をかけられ、絶対に負けられない敵地での一戦。逆転日本一の奇跡を起こすため、最強助っ人がプレッシャーを力に変える。