メッセ堂々直訴!来季開幕戦投げたい

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が1日、関西国際空港発の航空機で、米国に帰国した。今季、最多勝と最多奪三振のタイトルを獲得し、大黒柱としてフル回転した右腕は「いつも投げたいと思ってる」と、2年ぶりとなる来季の開幕投手を直訴。さらにタイトルを防衛するために、今オフは疲労回復を最優先させる考えを明かした。

 来季、メッセンジャーがやるべきことはもう固まっていた。目指すのは2年ぶり2度目となる開幕のマウンド-。「もちろん。いつも投げたいと思っているし、今年は開幕カードに投げたけど、来年は開幕試合で投げたい」と力を込める。

 13年に初の開幕投手を務めた際は、能見がWBC日本代表に参加した影響で調整が遅れた。その“代役”という意味合いが強く、自らの手でつかんだわけではなかった。今年、開幕マウンドは能見に譲り、自身は第2戦に登板。ただ今季、大黒柱として奮闘してきたからこそ、エースの称号にふさわしい開幕マウンドを直訴するのは自然な流れだ。

 最多勝、最多奪三振のタイトルを獲得し、208回1/3投球回はチーム断トツ。ポストシーズンでもフル回転し、CS、日本シリーズでは開幕投手を務めた。「シリーズで負けたけど、ダメだったというシーズンではなかった」と語るように、個人成績は来日5年目にしてキャリア最高の数字が多く並ぶ。

 来季、開幕投手を目指すために-。今オフはトレーニング法も変える。ポストシーズンを含めて236イニングを投じたことから「とにかくリラックス。12月は強化トレーニングはするけど、ボールを握るのは1月から」と右腕をほぐすようなしぐさをしながら明かした。

 例年は12月からキャッチボールを開始していたが、疲労回復をまず優先させる。「今年取ったタイトルは、来年も防衛したい」と意気込むように、フル回転できる体に戻すことが狙いだ。

 「日本シリーズで勝つことが最終目標。今年、達成できなかったことを来年、達成したい」と言い残し、笑顔で出国ゲートをくぐったメッセンジャー。エースとしての存在感にもはや、疑う余地はない。

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