呉昇桓“石仏トレ”に若手の参加歓迎
石仏塾、入門者歓迎します!阪神・呉昇桓投手(32)は2日、恒例となっている米・グアムでの自主トレで、若手投手陣からの参加要望があれば合同自主トレを行う考えであることを明かした。
打者のバットが空を切る「石直球」。その剛球を生み出す強靱(きょうじん)な肉体。呉昇桓のトレーニングに、来日当初から若虎が興味を抱いてきた。
“石仏トレ”伝授へ、オフには合同自主トレを希望する若手が出てくる可能性もある。呉昇桓は「自分は全然いいですよ。お互いに得るものがある。(希望者が出れば)しっかりと話し合っていきたい」と門戸を開いて歓迎する構えだ。
しかし、容易に習得できるほど、石仏トレは甘くないかもしれない。日本シリーズ終了後には「準備をすることが、いっぱいあると感じた。来年はもっといいプレーをしたい」と話していた石仏。そのために、例年以上の練習を自らに課すつもりだからだ。
今年は1月に行っていたグアム自主トレ。だが今オフは違う。「年内からグアムでやると聞いている」と球団関係者。チームの優勝を勝ち取るため、決意の年内始動を敢行する考えだ。勝負に懸ける背中を追い、一流の考えを学ぶ。そんな若虎の出現は、強固な投手陣形成の礎となる。