遊撃・大和が発進!1番先発で1安打
「阪神秋季キャンプ・紅白戦、紅組2-0白組」(15日、安芸)
阪神・大和外野手(27)が、高知・安芸での秋季キャンプで行われた紅白戦に白組の「1番・遊撃」で先発出場。13日の秋季キャンプ合流後初となる遊撃手での実戦で、躍動する姿を見せた。
上々の船出だ。守備機会は二回無死から梅野のゴロをさばいた1度だけ。一塁への送球がそれて「全く納得がいかない。でも、実戦で数多く(打球を)受ければ慣れると思います」と猛省。だが、課題の打撃ではフォーム改良の成果を示した。
初回の打席では右翼前への安打で出塁。続く、俊介の打席で捕手が投球をはじくと、すかさず二塁を陥れた。その後の3打席は凡退も、和田監督が「凡打をしても内容がいいよね。そういう形になってきた。もう試合ができそうな雰囲気がある」と絶賛するほど。
大和も「今やっていることができている。細かい修正をして、継続していきたい」と手応えを示した。試合後は遊撃と三塁の位置で特守を行い高代コーチのノックを受けた。内野手の感覚を磨くことにも余念がない。
遊撃守備は鳥谷がFA移籍した際のオプション。だが「打つことも選球眼も大事。塁に出たら嫌な選手」と和田監督。攻撃面でも大和の成長は、猛虎に必要不可欠。攻守両面で中心選手としての道を歩もうとしている。