平田ヘッドに見せますNEW陽川!
「阪神秋季キャンプ」(18日、安芸)
阪神・陽川尚将内野手(23)が18日、平田勝男ヘッドコーチ(55)に進化した姿をアピールすることを誓った。同コーチは、秋季キャンプに合流するため、この日高知入りした。19日にキャンプ最後の実戦となる紅白戦に出場予定の陽川は、2軍監督時代に師事した恩師に、成長した姿を見せつけるつもりだ。
残り2日となった安芸秋季キャンプに、平田新ヘッドコーチが合流する。2軍監督として指揮を執っていた恩師に、進化した姿を見せる時だ。「1軍の首脳陣に対して、アピールしたい」と陽川。「変わったところを見せたい」。かつての指揮官に今キャンプを通して一回り大きくなったことを、実戦の場で表現する。
期待度の表れか。この日も和田監督から直接指導を受けた。ティー打撃時に「バットを内側から出してボールを押し込めるように」と約20分間の青空教室。フリー打撃での快音が、成長を物語る。
平田ヘッドコーチはみやざきフェニックス・リーグ最終戦で、2軍監督として陽川に、「変わらないとプロでは厳しい。本人も自覚していると思うけど」と厳しい言葉をかけた。シーズン中も苦言を呈し続け、「このままでは厳しい」と時に鬼の形相で接した。すべては陽川の奮起を促すためだ。
三塁の定位置奪取を狙う来季。ヘッドコーチへのアピールで、来春の1軍キャンプ行きをさらに加速させたい。「遠くに飛ばすことを意識していきます」と陽川。今キャンプで得たものを、実戦の場で恩師に見せつける。