呉昇桓の流出阻止へキッチン付きホテル
阪神が、新たに呉昇桓投手(32)の要望に沿ったホテルをリサーチしていることが23日、分かった。呉昇桓は13日にソウル市内で行われた会見で来季の2年契約終了後のメジャー挑戦の可能性を示していた。球団としては細かな部分からサポートし、「誠意」を積み重ねていく方針だ。
予想外?とも言えるリクエストにも、応えてみせる。球団関係者は、こう明かした。
「呉昇桓の方から、来年はキッチン付きのホテルに住みたいと要望がきている。掃除のこともあるし、自炊もしたいみたいなので」
今季、神戸市内で生活する他の外国人選手らと違い、呉昇桓は大阪市内でマンション生活を送った。その中で、来季は自炊ができた上でのホテル暮らしに魅力を感じ、シーズン中から球団側に要望。早速、リサーチに着手しているもようだ。
昨オフに阪神と2年契約を結び、今季は守護神として大きく貢献した右腕。来季終了後にFAとなる見通しのため、13日の会見では「挑戦のラストが阪神ではない。メジャーリーグへ挑戦することになれば、至らない点を埋めて戦いたい」と話していた。
ただ、球団としては当然、簡単に流出させるわけにはいかない。慰留への一手が今回のサポートだ。全力で要望に応え、プレーに集中できる環境を整える。