「阪神・新入団発表会」（８日、大阪市内）

　ドラフト４位・守屋功輝投手（２１）＝ホンダ鈴鹿＝は、中日の高橋周に対し、“仕返し”を宣言した。３月に三重県の伊勢市倉田山公園野球場で開催されたプロ・アマ交流戦で対決し、右翼越え本塁打を放たれた相手。「仕返しをしたい。三振を取ります」とプロの舞台で、リベンジを果たす。

　対戦したい打者は誰か－。守屋は、迷いなく高橋周の名を挙げた。３月の試合では、自慢の直球が真ん中高めに甘く入ってしまった。フェンスを越えた打球を「はっきり覚えています」と、今もその悔しさを胸に秘める。

　対策はすでにばっちりだ。持ち味は内角を突く強気の投球。加えて「外角の真っすぐがしっかり投げられて、フォークの精度を高められれば抑えられる」。宿敵に進化した姿を見せつける。

　右スリークオーターから最速１４８キロ直球と、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球で勝負する。「中日の又吉さんみたいに、１年目からフル回転で活躍できるようにしたい」。まずは１軍定着を目標に、高橋周をなぎ倒してアピールする。