年男によるレースを勝ち抜く！ひつじ年生まれで、来年、年男の阪神・岩貞祐太投手（２３）、岩崎優投手（２３）、秋山拓巳投手（２３）が１３日、来季の飛躍を誓った。

　ひつじ年生まれながら「羊を見たことがない」という岩崎は同期入団の岩貞に宣戦布告した。「バチバチでいこうと岩貞と話しているんです。（来年は）今年よりも多く勝って３つ以上、貯金をつくりたいです」。今季は開幕ローテに食い込み５勝４敗。穏やかな性格だが、メラメラと闘志を燃やしている。

　同じ左腕で先発ローテを争う岩貞も黙っていない。今季は故障で出遅れ１勝に終わったが「あいつも年男なので負けないように。今年は数字で負けてしまったので、相手は他のチームですけど、来年は岩崎に勝っていきたいです」と言い切った。

　今季勝ち星なしに終わった秋山は、つい最近、自分が来年年男だと気づいたという。「年賀状を書いていて、オッと思いました。年男だって。チームメートに限らず、雄星（西武）、今宮（ソフトバンク）ら１軍で活躍している選手がいるので、少しでも近づける１年にしたいです」と新年を前に気持ちを新たにした。

　先発ローテを目指す年男３人。切磋琢磨（せっさたくま）して、サバイバルレースから抜け出す。