西岡、投げた!打った!右肘の回復順調

 阪神・西岡剛内野手(30)が23日、甲子園球場の室内練習場で11月の右肘クリーニング手術後初めて、キャッチボール、ティー打撃を行った。患部に違和感なく「投げる」「打つ」をこなすなど回復は順調。来年1月7日から日本ハム・中田らと行う合同自主トレで、キャッチボールの強度を上げ、フリー打撃を再開するメドも立った。

 報道陣シャットアウトの室内練習場で西岡が最初のリミッターを解いた。先月11日に受けた右肘クリーニング手術から42日、患部の状態を確かめながら初めて投げて、打った。

 球団管轄で行う年内最後のリハビリで硬球を握った。担当の権田トレーナーによればトレーニング後、キャッチボールを行い、最長20メートルの距離で20球、7割の強度で投げたという。

 リリース時に痛みや違和感はなく、西岡が「もう少し下がりたい」と距離を伸ばそうとするなど、同トレーナーが制止するほど状態は良かったようだ。「テニス球を使って5メートルの距離で投げたことはあったが、公式球は(術後)初めて。嫌な感じはなかった」と同トレーナー。2・1沖縄1軍キャンプへの参加に支障はない。

 一方、打撃に関してはこれまで素振りにとどめていたが、この日、ティー打撃を解禁し、左右両打席で15球ずつ計30球。ラスト4~5球はほぼ全力でボールをたたいた。肘の不安は皆無だったようで、年明け7日から始まる日本ハム・中田らとの合同トレでフリー打撃を再開する予定だ。

 リハビリ後、西岡は「ボール?投げてませんよ」と話し、クラブハウスを後にした。当人にとっては投げたうちに入らないという捉え方だが、復活への視界が開けた1日になったことは間違いない。

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