藤浪 マエケンから“エース道”学ぶ
阪神・藤浪晋太郎投手(20)が27日、広島・前田健太投手(26)との合同自主トレが正式決定したと明かした。来年1月中旬から都内で約10日間参加予定で“エース道”をみっちり学ぶ。
目が輝いていた。「決まりました。(1月中旬に)東京に入ろうと思っています」。熱望し、球団にも直訴した夢の時間が現実になった。声が弾むのも当然だった。
日本を代表する右腕と同じ施設でトレーニングする。キャッチボール、ランニングなどの基本メニューだが、一緒に汗を流すだけでも、藤浪にとっては大きな刺激になる。だが、それだけで終わらせるつもりはない。
「プラスアルファを求めて、そういうものが欲しくて参加させてもらっている。一つでも多く何か持って帰ってこられればと思っています」
言葉を交わすことで前田の思考が分かる。練習方法、練習姿勢からも学ぶべきことがある。吸収できるものは何でも吸収する。たくさんの“お土産”を持って、1月末の沖縄先乗り自主トレに参加する腹づもりだ。
来季の開幕投手を狙うと公言した。前田と充実の時間を過ごし、エースへの階段を一歩ずつ上る。