阪神・新井良太内野手（３１）が２９日、広島市内のホテルで開かれた「広陵高校野球部・有志の会」に出席し、広島復帰が決まった黒田博樹投手（３９）と対戦するためにもレギュラーの座を奪うことを誓った。

　黒田の広島復帰には驚き、興奮した。テレビ越しに見てきたメジャーリーガー。これまで対戦経験もなければ面識もないが、「黒田さんが投げるときに打席に立てるようにしたい」と語気を強めた。

　ただレギュラーにならなければ夢の対戦が実現する可能性は低い。「そこの舞台に立てるようにまずは頑張りたい。右（投手）が嫌いなわけではないのでアピールして臨みたい」。今季の右投手との対戦打率は・２８４。決して低くはないが、求められる数字は高いだけにやるしかない。

　この日は「有志の会」の前に広島市内のトレーニングジム「アスリート」で汗を流した。シーズン途中に痛めた腰部を中心に「元日も（同ジムで）やる」と正月返上を宣言。定位置を確保し、黒田への挑戦権を勝ち取ってみせる。