秋山 「直球の極意」吸収でローテ入り
阪神・秋山拓巳投手(23)が11日、京都府のNTT西日本淀グラウンドで、オリックスの岸田護投手(33)、比嘉幹貴投手(32)、平野佳寿投手(30)らと合同自主トレを行い、「直球の極意」を学んでいく考えを明かした。オリックスを支えるリリーフ陣にアドバイスを求め、直球に磨きをかけていく。
京都の厳しい寒風が吹きすさぶ中でも、秋山の表情は充実したものだった。室内でのトレーニングに続いて、屋外のキャッチボールなど、新たな刺激を感じながら充実の時間を過ごした。岸田、比嘉、平野佳らの速球自慢の投手らから、多くのことを学び、飛躍のきっかけとする。
「(テーマは)骨盤の安定性ですね。トレーナーの方もやってくださってるので。安定してくれば上半身がブレずに使えるので」
岸田らとの合同自主トレは今回が初めて。「いろいろな人の(練習)を見るのは大事だと思ってお願いしました」。志願して元旦から汗を流し、骨盤を安定させるためのトレーニングを重視してきた。今後は技術面でもアドバイスを求めていく。
「(ここ数年)リリースの瞬間がしっくりこない。力を入れるところがつくれていない。真っすぐがいまいちで力を加えたいので」
合同トレは20日ごろまでの予定。今後は他の投手らとブルペンに入る可能性もある。岸田は「いろいろと学んでほしい」と話し、平野佳も「何か手助けできることがあれば。関西を一緒に盛り上げたい」と力を込めた。パ・リーグを代表する投手の技術を参考にしてレベルアップを図り、ローテ争いに挑む。