俊介 「メモ取れ」…城島氏の教え守る
阪神・俊介外野手(27)が14日、三重県伊賀市内での自主トレを公開した。外野のポジション争いを制するために徹底を誓ったのは「城島直伝」の術だ。
俊介は忍者の里で戦術を練っていた。ニンニンと妙案が浮かべば苦労はしない。紐(ひも)解いたのは師匠から直伝された虎の巻。生き残りを懸けて筆を取ると肝に銘じた。
「城島さんからマメにメモを取れと言われました。毎試合書くことで気付くことが多いし、必ず自分の財産になるからと。投手の特徴を細かにというよりは自分で感じたことを書いていこうと思う」
昨秋のキャンプ後、元阪神の城島健司氏と会う機会があった。引退後、地元長崎で暮らす先輩とは年に数度会っている。かつて自主トレに志願入門するなど信奉した師匠だが「頑張れ」などと激励されることはない。何げない対話の中でボソっとヒントをくれた。
立ち位置は年々厳しさを増す。昨季は87試合に出場したが、スタメンはわずか22試合。台頭する伊藤隼ら若手を退けてマートン、大和、福留の牙城を崩さなければ先は見えない。
この日は今年初のフリー打撃を行うなど計5時間汗を流した。「とにかく僕は打たないと。初実戦から結果を出し続けたい。今年ダメなら終わりくらいの気持ち」。忍びの心で背水の戦場へ向かう。
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