良太、鳥谷アニキと三遊間コンビ結成や
阪神・新井良太内野手(31)が15日、甲子園の室内練習場で上本博紀内野手(28)とともに自主トレを公開した。公私で慕う鳥谷が阪神残留したことを喜び、キャプテンと「三遊間コンビ」を組むことをプロ10年目の目標に掲げた。昨夏痛めた腰の状態は快方に向かっており、2・1キャンプインから今成らとの三塁のレギュラー争いに臨む。
良太はいたずらっぽく言った。「僕からの電話を一番喜んでいたと思う。うれしそうだったよ、僕から電話をもらってね」。クスッと頬を緩めると、報道陣の笑いを誘った。
痛めている腰の話、オフのトレーニングの話、今季へ向けた意気込みの話…練習後、底冷えする甲子園の室内練習場の片隅で一通り語りきった後、阪神残留を決めた鳥谷の話題になった。公私で慕う2つ上の先輩の決断を耳にするとすぐに携帯電話を鳴らしたという。会話の中身は明かさなかったが、笑いの絶えないやりとりがあったことは想像がつく。
「うれしいしかないですよ。今まで技術的にもメンタル的にもアドバイスをもらっていたし、また一緒にできることはうれしい。頑張って一緒に三遊間を守れるようにしたい」
鳥谷と同じフィールドに立ちたい。これが純粋かつ、マックスの決意表明になる。
壁はある。昨オフ内野に転向した今成が当面のライバルになるのだが、スタートラインに立つために昨夏発症した腰部の痛みを乗り越えなければならない。このオフ、西岡に紹介された岐阜の治療院に通いながら、メンテナンスに努めている。故郷広島に帰省した年末年始は、自主トレ拠点のジム「アスリート」で患部に負荷のかからないトレーニングを模索し、下半身、腰回りの強化に励んできた。
6日に帰阪し、現在は甲子園で技術練習にも励む。内野ノックを受け、ティー打撃などを継続しているが、腰の状態は「しびれが収まってきている。だいぶ良い。ここから練習量が多くなってどうかだと思う」という。
万全復帰を前提に、持ち味の打力を生かすため和田監督からは右翼手としての期待もかけられている。
「目標の数字は特にないけれど、より多く打席に立って、良太ならやってくれるという思いを抱いてもらえるようにやりたい。ひたむきに前向きにやる。元気を出す。声を出す。そこに立ち返ってやりたい。今年はやります」。テーマは原点に戻ること。「鳥谷との三遊間コンビ」を追い求め、良太らしく節目の10年目へ向かう。
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