中谷、柔道・野村から刺激「意識高い」
阪神・中谷将大外野手(22)が22日、年明けのグアム自主トレ時に柔道男子60キロ級で五輪3大会連続で金メダルを獲得した野村忠宏(40)と同じトレーニング施設で練習し、野村の練習に強い刺激を受けたことを明かした。
5日からのグアム自主トレでは、元阪神・桧山進次郎氏のトレーナーだった仲田健氏の指導でウエートトレーニングに取り組んだ。「野球人生で一番追い込んだ」。同じ施設には、昨年10月に左膝を手術しリハビリに励む野村の姿があった。
「年齢を重ねられているのに、かなり追い込んでいた。チューブを使ったリハビリをされていたんですが、意識がすごく高かった」
ケガを克服し再び第一線復帰を目指す40歳の柔道家に感銘を受けた。「自分も見習っていかないといけない」と、仲田氏が考案した体のバランスを重視したメニューを精力的にこなした。
この日は鳴尾浜でキャッチボールなどで体を動かした。「自分の中では例年以上に動けていると思う。一日一日、後悔しないようにやっていきたい」。春季キャンプは1軍スタートが濃厚。中堅には大和という巨大な壁があるが、負けるつもりは毛頭ない。強い心でレギュラーを勝ち取る。