中谷 開眼!マー太鼓判の柵越え14本

 ランチ特打を終え、マートン(左)とタッチを交わす中谷
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 「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)

 阪神・中谷将大外野手(22)がマット・マートン外野手(33)に素質を認められた。午後からランチ特打に臨み、投手役を務めたオマリー打撃コーチ補佐の投球を外野へポンポンはじき返した。108スイングで14本の柵越え。連発こそなかったが、フェンスを越えたときの飛距離は本塁打打者のそれだった。

 この様子を最初から最後までケージ裏で凝視していたマートンは「とても力のある選手だ」と、プロ5年目のポテンシャルに目を細めた。「彼の持っているものを効果的に使うことができるかどうか。それができれば結果は出るよ」。昨季の首位打者は1軍でまだ安打のない22歳に可能性を感じ取り、天性の素質を無駄にしなければ開眼できると説いた。

 これまで1軍出場はわずか6試合。昨季は2軍で93試合出場し、打率・190、7本塁打。長打が魅力の大砲候補が才能を潜ませたまま4年を過ごした。

 中谷は「遠くに飛ばせとよく言われるけど、どうすれば試合に生きるかを考えて確実性を意識しながらやっている」と話したが、破壊力抜群の打力は周囲がうらやむ個性だ。この日、和田監督が「一皮むけそうだな」と褒めたのも、開花しつつある中谷のストロングポイントに向けられたものに違いない。

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