3割打つには必要!掛布DC今成に宿題

 「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座)

 阪神・掛布雅之DC(59)が宜野座キャンプを打ち上げ、三塁の定位置争いに臨む今成亮太内野手(27)に“宿題”を課した。

 その内容は「強い打球を右方向へ引っ張る」というもの。昨季、今成の安打は右方向へ引っ張った打球と左方向へ流した打球がほぼ半々だった。「バットコントロールは申し分ないけど、当てに行って崩れるシーンが多かった。左打者は一、二塁間の強い打球でヒットを稼がないといけない」と指摘した掛布DC。「3割を打つには軸を持って、右方向へ強い打球を。それが必要」と言い切る。

 左足の張りを訴えた大和の代わりに、急きょ居残り特打を行った今成は76スイング中14本の柵越えを放った。「かなり飛距離も出ていたので良かったと思います」と手応えを明かし、指摘されたポイントも「これまで三遊間のヒットが多かった。強く振って、強い打球を右方向に打てるように」と引き締めた。

 高い守備力を誇るだけに、宿題をクリアできれば-。定位置奪取へ大きく近づく。

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