ゴメス志願の休日返上!休んでられん
「阪神春季キャンプ」(10日、宜野座)
阪神のマウロ・ゴメス内野手(30)がキャンプ休日の10日、沖縄県読谷村内で志願の打撃練習に励んだ。母国ドミニカ共和国でパスポートの盗難に遭い7日遅れでキャンプに合流した助っ人が約1時間、精力的にバットを振り込み、和田監督ら首脳陣を安心させた。
ゴメスはチーム一番乗りで宿舎隣接の室内練習場に姿を現した。朝10時からビーチ沿いを約20分間ウオーキングし、室内に戻ってキャッチボール、ノックで汗を流した。その後バットを握り、平田ヘッドコーチの投げる球を30球、黙々とはじき返した。「少し体を動かしたらどうや?と言ったら本人が打ちたい、と。飛ばし過ぎないよう気を付けてやらないといけないほどピッチを上げている」。同ヘッドは休日返上のいきさつを説明し、主砲の熱意を感じ取った。
ゴメスは11日の日本ハム戦(練習試合=名護)には出場せず、宜野座の居残り組で本隊合流する。実戦解禁日について和田監督は「沖縄にいる間に1試合でも出られれば」と、スロー調整で万全を期す方針を明かした。