ドラ5植田“掛布打法”習得に意欲
「阪神2軍春季キャンプ」(20日、安芸)
阪神のドラフト5位・植田海内野手(18)=近江=が20日、“掛布打法”習得に意欲を燃やした。21、22日の練習試合には、いずれも遊撃でフルイニング出場する予定。掛布雅之DC(59)からの教えを胸に「1試合1安打」を目標として成長をアピールする。
背番号62が打撃ケージに入ると、掛布DCはその横にぴったりと張り付く。「弓矢のようにバットを引いて打たないと、強い打球がいかないんだよ」。テークバック時、バットを大きく後ろに引き、そこから一気にボールへとぶつける-。現役時代の自分の打撃を思い出すように、打撃の極意を高卒ルーキーに伝授した。
植田の場合、テークバックが小さく、インパクト時にボールへ力が伝わりづらいという。プロの球を打ち返すためには“掛布打法”を身につけるしかない。植田はこの日、休日を返上し、その教えを念頭に置きながらティー打撃を行った。
「まだまだ全然ダメですね。でも、続けてやっていきたいと思います」。もう一つ指摘された「体力強化」も忘れず、努力を積み重ねていくつもりだ。
21、22日の練習試合に向け「思い切って初球からいきたいですね。1試合に1本は打ちたいです」と気合十分。18歳の挑戦は、ここからだ。