福原、開幕ピンチ…右内転筋痛で帰阪

 阪神は21日、福原忍投手(38)が右内転筋の筋挫傷のため20日に沖縄から帰阪していたことを発表した。全治などは明らかにされていないが、慎重に治していくことを考えれば、開幕の3月27日の中日戦(京セラ)に間に合わない可能性が高くなった。

 虎投に緊急事態だ。オープン戦も始まり、開幕に向けて徐々にチームづくりを行っていく中、頼れるベテラン右腕が離脱していた。キャンプに入ってから張りを感じていたが、19日の練習後に沖縄県内の病院でMRI検査を受け、「右内転筋の筋挫傷」と診断された。

 昨シーズンも同じ箇所を痛めて離脱したため、古傷を再発した形に。2軍の安芸には行かず、26日までは自宅療養し、27日から鳴尾浜でリハビリを行う予定。和田監督は「2回目だから慎重にならざるをえない。ひと月近くはかかるだろうから、開幕となると微妙なギリギリのところかな」と見通しを口にした。

 呉昇桓につなぐ「八回の男」の離脱は、チームにとって大きなダメージ。中西投手コーチも「厳しいかもしれない。そう思って準備していかないと」と話した。2軍には安藤や松田も控えているが、先発枠を争ってる金田を中継ぎに戻す可能性もあり、穴を埋めるための最善の策を練っていく。

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