フォーム固めろ!藤浪に大野氏が金言
「阪神春季キャンプ」(23日、宜野座)
阪神・藤浪晋太郎投手(20)が23日、宜野座村野球場を訪れた野球評論家の大野豊氏(59)から金言を授かった。内容は藤浪自身も感じていたもので、同氏の意見に納得の表情だ。
「テークバックとトップの位置を決めるということです。自分自身、そう思いますし、そこが安定したときはいいボールが投げられている。意識してやっていきたいです」
大野氏は昨年の秋季キャンプで臨時コーチを務めたが、藤浪は日米野球に出場していたため、直接指導する機会がなかった。今回、ブルペン投球に熱視線を送り、終了後にアドバイスを送った。
「まだボールにバラツキがあった。それは体からテークバックの腕が離れているから。トップをつくるタイミングと下半身の動きを合わせないといけない」
シーズン開幕までに大野氏が求めたのはフォーム固めだ。右腕と下半身が連動することで、トップの位置が安定する。それが制球力の向上につながり、藤浪の課題であるムダ球、四球、球数が減少していくという。
この日は3回4失点した21日のDeNA戦後初の投球練習で67球を投げた。「(トップの位置が)はまりつつあるので確率を上げていきたいです」。次回の登板(28日・オリックス戦)に向け、投球フォームの再現性を高めていく。