「オープン戦、阪神３－０広島」（１０日、甲子園）

　阪神・北條史也内野手（２０）が１０日、教育リーグのソフトバンク戦に「２番・二塁」で先発出場。初回無死一塁、左翼に２ランを放った。２打席を終えると、広島とのオープン戦に出場するため甲子園へ。七回にオープン戦初安打を放った。

　「うまく打てたと思います。バットもうまく抜けました」

　ソフトバンク戦の初回無死一塁。内角高め１３７キロ直球を、体を回転させ捉えた。打球は風にも乗り左翼フェンスを越え、後方ネットまで到達。「どっしり構えて、タイミングを早くとろうと思いました」。重心を低くし、スタンスを広げた結果、好打が生まれた。

　２打席目は四球。ベンチに戻ると、広島とのオープン戦に出場するため甲子園へ移動した。四回に遊撃で守備につくと、七回に左前打を放ちオープン戦初安打を記録。「初球の真っすぐを絶対打とうと思っていました」と振り返った。

　１軍戦の結果を伝え聞いた掛布ＤＣは「ＯＫ」とうなずいた。開幕への生き残りへ、北條は走り続ける。