4連勝ならず…和田監督拙攻に奮起促す

 「ヤクルト4-3阪神」(31日、神宮)

 黄色に染まった左翼、三塁側のスタンドから大きなため息が漏れた。3-4の九回2死一、二塁。マートンが二ゴロに倒れ、阪神の08年以来となる開幕4連勝はならなかった。

 初回に西岡の3ランで先制する最高の滑り出し。だがその後は二、四回を除き全て得点圏に走者を置きながら決定打を欠いた。和田監督は「(一回の)その後に1点取らないとあかん。だいぶ展開も変わってくる」と渋い表情。本塁が遠かった。

 狭い神宮球場で戦う以上、打ち合いになるのは想定していた。だが想像以上に相手の投手陣を打ちあぐねた。「この球場で3点ではセーフティーリードにならない」。野手陣に奮起を促すように振り返った。

 それでも最後まで諦めずに相手を追い詰めた。「最後まで何とか、という気持ちでやっている。そういう姿勢を貫きたい」。今季初黒星を喫したのは事実だが、スタートしてまだ4試合。仕切り直せばいいだけのことだ。

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