マートン好相性の成瀬撃ちで急上昇や
マット・マートン外野手(33)が27日、甲子園での全体練習に参加した。28日に先発するヤクルト・成瀬との通算対戦成績は10打数4安打2打点、打率.400と好相性。「ヤクルトは投手陣がいいね。去年は防御率4点台(4.62)が今年は1点台(1.74)だし」と12球団トップの防御率を誇る投手陣を警戒したが、これをたたけばチームも自身も一気に勢いに乗れる。
22日・DeNA戦から打順は5番から6番へ降格した。しかし、26日の広島戦で今季初の猛打賞をマークするなど、少しずつ調子を上げてきている。
和田監督は「昨日の打撃が本来のものだろうから、それを続けていくことで戻ってくる」と上昇の兆しを感じている。「マートンが打つことで昨日(26日)みたいなビッグイニングができる」とする一方で、「今は孝介(福留)の状態がいいから」と即5番へは戻さない意向。昨季の首位打者が本来の姿を取り戻す時を今は静かに待っている。