能見“惨敗”アカン…G本拠地4連敗

 「巨人10-3阪神」(3日、東京ド)

 オレンジ色の人波が揺れる。スコアボードが動いた。六回に許した2点の勝ち越し。阪神・能見は表情を崩さない。それでも、後悔の思いはこみ上げていた。「踏ん張らないといけないところで、踏ん張りきれませんでした」。走者を背負った場面で、粘りきれなかったことを反省した。

 「六回だけじゃないですけどね。ランナーがよく出ていたので」

 二回まで無失点に抑えた中、三回に1死一塁から片岡に同点の2ランを浴びると、四回には1死からの3連打で1点を勝ち越された。同点に追い付いた直後の五回は、テンポ良く3人で抑えたものの、六回につかまった。

 先頭のフランシスコの右前打などで1死一塁となり、村田の中前打で一、三塁のピンチに。小林は空振り三振に仕留めたものの、2死一、三塁となって迎えた代打・金城に痛打を浴びた。初球は内角直球でストライクを奪い、続く2球目だ。内角を狙った直球をはじき返されると、三塁線を破られる2点適時二塁打となった。

 2球目は、狙いより少し中に入ったかという問いに「投げたのは自分のことなんで」と、再度の勝ち越しを許した自分を責めた。その後追加点こそ与えなかったものの、6回10安打5失点で降板となった。

 中西投手コーチは「全体的にゾーンが高かった。まっすぐは良かったけど『緩球』が少なかったからゾーンが下がってこなかった」と振り返った。今季の巨人戦は、4月18日(甲子園)に7回1失点で勝利。ただ、東京ドームでは13年5月6日の完投勝利を最後に、レギュラーシーズンでは5試合白星なしの4連敗となった。

 「(全体のボールの走りは)悪い感じはなかったです」と能見。3敗目となったが、引きずることなく次回に挑むだけだ。

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