福留が激白「優勝のチャンスはある」
阪神・福留孝介外野手(38)が17日、20日のヤクルト戦(甲子園)から再開するリーグ戦に向け、意気込みを口にした。16日の日本ハム戦(甲子園)に勝利したことで、現在首位・巨人に2ゲーム差の3位。まずは目の前の試合に集中し、その上で優勝を目指して戦っていく考えだ。
ここまでの64試合は、決して順調と言える戦いぶりではなかった。それでいて今の位置にいる。借金「2」の状況でも、首位・巨人に2ゲーム差に迫っての3位。だからこそ、だ。交流戦も終わり、気持ちはリーグ戦へ。優勝に向け、福留が熱い思いを口にした。
「(リーグ戦再開までの)空いてる期間も、しっかりやっていくことが大切です。目の前の一つ一つのことをです。そう考えれば(上位と)差が開いているわけではないですし、この状態でもこの順位なのでね。チャンスはあると思います」
交流戦最終戦となった16日の日本ハム戦(甲子園)では、今季最多となる11得点の快勝で連敗を「4」で止めた。福留自身も今季初の3番に入って3安打。ゴメスとマートンが無安打であっても大量点につながったのは、福留がいたからこそのもの。あらためてチームにとって大きな存在であることを示した。
「(リーグ戦でも)自分たちの野球をやるだけですね。どういう状態であろうと、上を見るのではなく、足元を見てしっかりやっていくことしかないんじゃないですか」
現在、打率は・256で、33打点はゴメスと並んでチームトップ。8本塁打はチーム単独トップだ。勝負強さも光るが、現状に満足しているわけではない。それはチーム状況についても同じ。ただ、本調子ではないからこそ、今できることをしっかりとこなしていくことが、重要となる。
この日、チームの練習は休日。わずかな休息を挟み、20日のヤクルト戦に向けて18日から再び始動する。「上を目指していきたいですし、そういう気持ちでやっていきます」。大混戦のセ・リーグ。チャンスは十分だ。目の前の白星を積み重ねて、頂上へと歩みを進めていく。