秋山、8日・中日戦で今季1軍初先発
「ウエスタン、阪神5-1中日」(3日、甲子園)
目指し続けてきた1軍のマウンドに、阪神・秋山が立つ。先発で3回1安打無失点。「真っすぐの調子が悪いときでもカットボールやフォークを軸にして投げられている」。8日・中日戦(甲子園)で、今季1軍初先発が決定。右腕を振り、勝利を手繰り寄せる。
プレッシャーのかかる登板で好投した。初回1死。藤沢に左中間二塁打を許したが、続く堂上は右飛。松井佑を三ゴロに打ち取りピンチを脱すると、二回以降は無安打投球だ。
「カットボールで詰まらせ、内野ゴロに抑えられているのがいい」。100キロ台のカーブも駆使し、打者を翻弄(ほんろう)。「直球がもう少し指にかかってくれば」と課題も理解している。
6年目の今季は1軍キャンプに参加したが、実戦でアピールできず2軍降格。腐らずにテークバックの位置など投球フォームの修正に励んだ。最近6試合は34回を与四球ゼロ。抜群の安定感を手に入れた。
「ずっとやりたいと思っていた」と頭を丸刈りにして気合も十分。6日の投手指名練習から1軍に合流する見込み。12年6月30日・ヤクルト戦以来の勝利に挑む。