和田監督 大先輩・村山氏に並ぶ241勝
「DeNA1-8阪神」(5日、横浜)
偉大な先輩であり、恩師でもある先人が積み上げた数字に肩を並べた。就任4年目の阪神・和田監督が監督通算241勝目をマークし、村山実氏に並ぶ球団歴代9位タイとなった。
和田監督が「比べられるのは恐れ多い」と恐縮するほどの存在が村山氏だ。感謝の気持ちは今も決して忘れていない。
村山氏に才能を見いだされたと言っても過言ではない。現役時代、入団3年間の1軍出場は101試合。だが第二次村山政権初年度の1988年に127試合に出場し、レギュラーに定着。「抜てきしてくれた。恥をかかせられない一心だった」。股関節を痛めながらも打撃投手を務めてくれた村山監督。将としての恩師を思い出し見習ってきたことは多い。
打線が3試合連続2桁安打と爆発して連勝。首位の座をキープした。「ひとつひとつ積み重ねていくだけです」。まだまだ通過点。空の上で見守る村山氏に認めてもらえる将になるべく歩を進め、頂を目指す。