「オールスター第１戦、全セ８－６全パ」（１７日、東京ド）

　初出場の球宴を満喫した。１８日の第２戦（マツダ）に登板予定の阪神・呉昇桓投手（３３）は「来てみたら結構楽でした。普段と変わらないです」とリラックスモード。前日まで「静かにプレーします」と控えめだったが、お祭りの雰囲気を楽しんだ様子だ。

　「今年は調子いいね！」。声の主は阿部だった。シーズン中はライバルチームとして戦うが、こうした光景も球宴ならでは。韓国・サムスン時代の先輩で巨人でもプレーした李承ヨプの話で盛り上がったようだ。昨年までチームメートだった新井とも再会。「元気だった？」と肩をもんで緊張を和らげてくれた。

　他球団の選手と積極的にコミュニケーションを図り、「普段は会うことはないので、いい機会でした」と初日の感想を語った。

　韓国時代は球宴出場の常連。韓国メディアから日韓の球宴の違いを聞かれると、「まだゲームをしていないので分からないです」。韓国出身選手の球宴出場は０９年のヤクルト・林昌勇以来。「普段通りしっかり投げたい」と、登板を待ちわびていた。