岩貞、6日広島戦へ“先輩”にあやかる
阪神・岩貞祐太投手(23)が3日、甲子園で行われた投手指名練習に参加。6日・広島戦(マツダ)での先発登板が濃厚な左腕はキャッチボール、ダッシュなどで調整。前日の試合で、開幕5戦5勝を飾った母校の熊本・必由館の先輩であるヤクルト・山中から刺激も受け、鯉打線に挑む。
真夏の日差しが照りつける甲子園。背番号17は、先輩から勇気をもらっていた。「いい刺激を受けています。追いつけるように、勝てるように頑張りたいです」。1958年に金田正一が9戦9勝して以来、球団史上57年ぶりという歴史的な白星を飾った山中。普段から連絡を取るという左腕にとって、その快投は特別なものだった。
今季はここまで4試合に登板して1勝1敗、防御率4・76。3回3失点で降板した7月1日・ヤクルト戦を最後に、1軍の舞台から遠ざかっていた。
「直球の投げ込みをやってきて、ストライクを取れる確率を上げてきました。試合でも真っすぐを投げていきたいと思います」
7月30日のウエスタン・ソフトバンク戦で3回無失点と好投し、再び1軍への切符をつかんだ。「自分の投球、自分のボールを信じて投げていきたいです」。6月4日・ロッテ戦以来の今季2勝目を目指し、岩貞が堂々とマウンドに立つ。