バース氏の提言…ゴメ&マーよ奮起せよ
「サントリードリームマッチ2015、モルツ13-6東北」(3日、東京ド)
プロ野球OBが熱い戦いを繰り広げる「サントリードリームマッチ2015」が3日、東京ドームで行われた。20年連続出場で元阪神のランディ・バース氏(61)は猛虎が混セを抜け出すためにマウロ・ゴメス内野手(30)、マット・マートン外野手(33)の奮起が必要とエールを送った。
遠くアメリカの地にいても、猛虎の動向を意識している。7月31日に来日したバース氏は「マートンが本塁打を打った試合(ヤクルト戦・甲子園)を見たよ」とチームの現状をチェックしていた。
「阪神首位の時に来日したが、その後は巨人が首位に立ち、今はヤクルト。今年のセ・リーグはスゴイね」と、これまでにない混セに驚いた様子だ。
その上で「ゴメスは今シーズン12本しかホームランを打っていない。マートン選手もまだ5本。2人とも調子が悪いのかなと。投手陣はいいが、得点力がいまいち。ちょっとラッキーで勝っていると思った」と両外国人の状態を気に掛けた。
そして、混セを抜け出す鍵を「やっぱり両外国人が打てば(順位も)上がってくるよ。ゴメスは右方向に打てば(数字も)上がってくる」と両外国人の復調にあると指摘。ゴメスには自身が広角打法を身につけ来日3年目で3冠王を獲得したことを例に「ゴメスは広角に打てばシーズン50発を打てる」とエールを送った。
試合では七回に投手・槙原とバース、掛布、岡田のクリーンアップという85年の伝説の対決も実現。この場面で見事な右前打を放つなど3安打1打点の活躍で、ファンから虎のレジェンドへ大きな声援が送られていた。