大和が今季初3安打!上本代役きっちり
「DeNA7-4阪神」(7日、横浜)
阪神・大和の意地がたっぷり詰まった3安打だった。3試合連続「2番・二塁」で先発出場。初回に中前打で出塁し、先制点の起点となると、五回は左前打のあと、二盗も決めた。九回にも左前打を放ち今季初、昨年9月26日・広島戦以来となる猛打賞を決めた。
「とにかく結果を出すだけなんで。ポジションよりも打席に立てることが一番。この期間を大切にしていきたい」
開幕スタメンを勝ち取りながら、打撃不振でポジションを追われた。腐りそうな日々。追い打ちを掛けるようにセンターだけでなく、内野での練習を指示された。シートノックではセンターのあと、二塁や遊撃で打球を追った。だが、そのつらい日々が、今につながる不思議。
「二塁?今年に関してはある程度、練習してきてたんで。人工芝でしたし、イレギュラーがなく、後ろめに守れるんで気持ち的にやりやすかった」
上本の負傷離脱という不測の事態も、穴を埋めるだけではなく、プラスすら感じさせる安定感のある守備を見せている。
あとは打撃。試合前には和田監督から上体が突っ込む悪癖を修正する指導も受けた。今度こそレギュラー奪還へ。背番号0は必死にバットを振る。